【導入事例】三重県津市が公立保育園・認定こども園25園に 無料の保育ICT『はいチーズ!システム』を導入

~施設間の管理方法を統一、保護者の満足度向上にも繋がる~

ICTで保育士の働き方改革や保育業界のDXを推進し、子どもの幸せをつくることを目指す千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、三重県津市役所が運営する公立保育所と認定こども園計25園に、当社が展開する保育ICTシステム「はいチーズ!システム」を導入したことをお知らせいたします。津市役所ではこれまで各施設の情報管理方法が異なっている点に運営上の課題を感じており、また新型コロナウィルス感染症の効果的な感染症対策を講じるため、リアルタイムでの情報共有と情報管理の統一を目的に導入を決定しました。

三重県津市 公立保育所・認定こども園 導入事例

□導入の背景

津市役所では、公立保育所(19園)と認定こども園(6園)の計25園を運営しておりますが、これまでは園ごとに保育士の業務の進め方や日々の在園児童の管理方法が統一されていない部分がありました。そのため、すべての園で情報管理の方法を統一する必要があると感じていました。そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大によって、効果的な感染対策を講じる必要があり、そのためには在園児童の登降園状況について園及び津市役所でリアルタイムに把握することが求められました。これまでは児童の登降園情報を紙で管理していたため、情報整理に時間を要することに課題を感じていました。これらの課題解決を目的に、保育ICTシステムの導入が最適と考え検討を開始しました。

□導入の決め手

税金で運営している市営の側面として、限られた予算の中で最大限の満足度を提供することが求められます。そのため、コスト面が無視できない状況にあります。また、保育現場の職員は年齢も様々で、従来の手書きを中心としたアナログ作業に慣れている職員の中には、パソコンやタブレットの活用が苦手な方もいるだろうという懸念がありました。直観的に使用でき、慣れるまでの時間が最短で済むICTシステムの導入を行いたいと考え、「画面がシンプルで見やすい」「システムが使いやすい」など操作性も重視しました。
その結果、『はいチーズ!システム』が「コストパフォーマンス」と「操作性」のバランスにおいて最も理想的だったため導入を決定しました。

三重県津市役所 健康福祉部子育て推進課 後藤弘樹氏のコメント

後藤様_オンラインインタビュー中の様子

三重県津市役所では25園を運営していることもあり、各園の業務の進め方や管理方法には課題感を感じており、その課題解決のために保育ICT導入を検討しました。
『はいチーズ!システム』が他社のシステムと比較して優れていると感じた点は、写真販売サービスと組み合わせることによって月額料金が無料になる点です。最小のコストで市民サービスの向上を目指す地方自治体にとっては大変魅力的なサービスだと感じました。また、毎日使うものになるので「操作性の良さ」も重視しました。
『はいチーズ!システム』を導入したことにより、保護者様からも早速満足評価をいただいています。例えば「登降園管理」は、これまで保護者様へ手書き記入をお願いしていたため、時間と手間がかかっておりました。しかし、ICT導入によって保護者がQRコードをかざすだけとなり「便利ですね」とお声をいただいていると現場の保育士より聞いております。今後は徐々に使用する機能を増やしていき、ICT活用で生み出された時間を子どもたちの保育の時間にあて、それにより保護者様の満足度も上げていければと考えています。津市立の保育園・認定こども園に入園した保護者がのちに「(津市の)この園に入園して良かったな」と感じてもらえると嬉しく思います。
また、保育士確保という点においても保育ICT活用はアピール材料になると考えています。近年、時間外労働がなるべく少ないことや業務がデジタル化されていることが求められる時代に突入していると感じています。そのため、『はいチーズ!システム』の導入で時間外労働が少なくなること、業務がデジタル化されていることなどにより、保育現場をより魅力的な職場にしていきたいと考えています。
津市は、『はいチーズ!システム』を活用しながら、現場で働く職員の負担を軽減しつつ、効率的な園運営を実現していきたいと考えております。
(※インタビュー内容は2022年3月時点のものです)

三重県津市 導入概要

写真キャプチャ:津みどりの森こども園

■三重県津市役所 
・住所    :三重県津市西丸之内23番1号
・保育施設種別:公立保育所(19園)・認定こども園(6園)
・導入時期  :2022年2月より

社会的背景

■保育施設ニーズの高まりと保育士不足

ジェンダー平等や、労働力不足など様々な社会課題がある中で、時代の変化により、女性が働くことが当たり前となっています。女性の就業率の上昇により共働き世帯は増加し、保育施設のニーズは急速に高まっています。
一方で、保育士・保育教諭の不足が全国的な問題とされ、令和3年4月時点で、全国の保育士有効求人倍率は約2.04倍となっています。全職平均(約1.04倍)に比べると依然高い水準で推移していることが分かります。(※1)

■ICT等の活用による業務効率化と業務改善の推進

これまで各国に遅れを取っていた行政のデジタル化を一本化して推進するための省庁として「デジタル庁」の創設が報道されていますが、ICT化推進の重要性は保育や学校の場においても例外では有りません。一般的な企業では保育業界と比べると業務中のITの利用は多くみられます。働く女性が増えITの利用が身近になっていることから、保護者のデジタル化が急激に進んでいると考えられます。
厚生労働省は「保育士」という職業や、働く場所としての保育所の魅力向上とその発信方法などを検討するため2020年2月から「保育の現場・職業の魅力向上検討会」を実施しており、2020年9月30日に発表された報告書(※2)においても、ICTの活用が不可欠と明記されています。厚生労働省では、保育所等におけるICT化推進を目的として、保育の周辺業務や補助業務に係るICT等を活用した業務システムを新たに導入する場合、費用の一部を補助する事業を行っています。

『はいチーズ!システム』とは

はいチーズ!システム(https://hoiku-ict.com)は、保育者の業務負荷の削減を実現し、保育者の働き方改革の推進を目的とし、30以上の機能を無償で提供する業界初の園業務支援システム※です。保育業界では記録作業のほとんどが「手書き」で行われるアナログなコミュニケーションが多く、属人的ゆえに発生するミスを防止し、保育業務の効率化、残業削減や保育士の離職防止に寄与します。
優れたベビーテック商品を表彰するBaby Tech® Award Japan 2021のICT部門において大賞を受賞しました。
※お申込みには条件があります

【「はいチーズ!システム」機能(抜粋)】
登降園管理
 - 登降園管理機能
 - 出席簿機能
 - 保育スケジュール機能
 - 延長保育料計算機能
 - 請求書発行機能
指導案・要録作成
 - 年間指導計画管理機能
 - 月案・週案・日案管理機能
 - 保育日誌管理機能
 - ヒヤリハット・事故報告書機能
 - 児童保育要録機能
 - 園日誌作成機能
保護者連絡
 - 連絡帳(出欠連絡/お知らせ配信/保育予定/食事/検温・排泄/睡眠時間/身体測定/行事)
 - 保護者へのメール一括送信機能
 - アンケート機能
健康管理・午睡チェック
 - 健康チェック機能(検温/健康状態/排泄)
 - 午睡チェック機能
 - アレルギー確認機能
 - 身体測定機能
 - 発達記録機能
 - 検食簿機能
勤怠管理
 - 出退勤管理機能
 - シフト管理機能
その他
 - ドキュメンテーション
 - 連絡ボード
 - 児童情報管理機能
 - 家族情報管理機能
 - 従業員情報管理機能
 - 保育所情報管理機能
 - 個人記録管理機能
 - アクセス制限設定機能

【会社概要】
保育ICT株式会社
代表取締役:堀誉克
本社:東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立:2016年8月
TEL:050-1745-2953
事業内容:保育業務支援システムの企画、開発、販売、運営
URL:https://hoiku-ict.co.jp

【会社概要】
千株式会社
代表取締役社長:千葉伸明
本社 :東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館13F
設立 :2004年10月
TEL :03-6266-6662
HP :https://sencorp.co.jp

事業内容:SaaS型総合保育テックサービス「はいチーズ!」事業
・インターネット写真販売サービス「はいチーズ!フォト」(https://info.8122.jp
– カメラマン撮影プラン
– 先生撮影プラン
– 写真館撮影プラン
・保育業務ICTサービス「はいチーズ!システム」(https://hoiku-ict.com
・給食食育サービス「はいチーズ!×ベジリンク」(https://vege-link.com/shokuiku
・アルバム制作サービス「はいチーズ!アルバム」(https://album.8122.jp
・動画サービス「はいチーズ!ムービー」(https://enchannel.jp
– 動画配信プラットフォーム
– イベント動画撮影
– PR動画制作・編集

「はいチーズ!」は、千株式会社の登録商標です。